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現行CX-3の後継モデルは「CX-20」になる!マツダのSUV/クロスオーバーモデルラインアップ戦略を読み解く CX3/CX-5/CX-30/CX-8、そしてMX-30、海外モデルも

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 さて、次に進もう。本稿は、あくまで既知の情報を元に勝手に推理しているものだから、頭の体操としてお読みいただきたい。

 さて、ここからは将来像だ。現行のCX系はすべてエンジン横置きFFベースとなっているが、2022年度にマツダは「ラージプラットフォーム」を採用したエンジン縦置きFRベースのモデルを投入することを明らかにしている。2022年度中だから2023年初頭になるかもしれないし、今回のコロナ禍の影響でさらに後ろへずれるかもしれない。

 ラージを採用するのは、MAZDA6、CX-5以上だろう(もちろんMAZDA6、そしてその上の上級モデルも?)。となるとこうなる。

 ホイールベース2700mm以上がラージ(FR系)となると予想する。CX-4は横置き(スモールプラットフォーム)を使ったクロスオーバー「CX-40」になっていると仮定すると、やはりCX-5、CX-8、CX-9がラージを使うことになる。

 同じFRと言っても、ロータリーエンジンを搭載すると言われている次期RX-7や、MX-5ミアータ(ロードスター)は別と考えた方がいいだろう。

 今度は、ラージプラットフォーム導入後のマツダのSUV/クロスオーバーのパワートレーンを予想してみよう。

 1ページにあった、現行モデルのパワートレーンをもう一度見てほしい。

現行マツダSUV/クロスオーバー モデル別搭載パワートレーン

現行マツダSUV/クロスオーバー モデル別搭載パワートレーン

 次に、(あくまで勝手な予想です)将来のパワートレーンを見てみよう。

将来のマツダSUV/クロスオーバー モデル別搭載パワートレーン

将来のマツダSUV/クロスオーバー モデル別搭載パワートレーン

 各モデルの解説だ。

■スモールプラットフォーム(エンジン横置きFF系)

○CX-20:SKYACTIV-G2.0がベースグレードで、ディーゼルはD1.8。上級モデルはSKYACTIV-X+48V M-Hybridを搭載する。数年後を想定しているので、現行の24V M-Hybridは欧州勢が主力で使う48Vに変わっていると期待を込めて予想しておく。

○CX-30:現行のラインアップのSKYACTIV-Xは48V M-Hybridになると予想。北米ではG2.0ではなくG2.5、日欧中はG2.0を使う。

○CX-40:これは現行のCX-4の後継モデルの位置づけだから、CX-30よりやや上級。MX-30譲りの電動パワートレーン搭載モデルも用意する。あるいは、1ローターSKYACTIV-Rを使うシリーズハイブリッドの可能性も残しておきたい。

MX-30のスケルトン
マツダの資料。フロントに1ローターのロータリーエンジンを使うレンジエクステンダーの図だ

○MX-30:現状はEVのみの設定だが、EVのみでは販売台数も期待できないし、それゆえCO2規制への切り札ににもなり得ない。本命は、1ローターSKYACTIV-Rロータリーエンジンを積んだレンジエクステンダー、あるいはシリーズハイブリッドだと予想する。日産e-POWERがこれだけ受け入れられたのだから、可能性は低くないだろう。CX-30とMX-30はボディサイズが同一だから、パワートレーンは両モデルで明確に分けておく必要があると考える。ゆえに、CX-30は48V M-Hybird、CX-40にはより高度な電動パワーユニットが載ると予想する。

■ラージプラットフォーム(エンジン縦置きFR系)

○CX-5:マツダCX系モデルで最重要モデル。開発中のSKYACTIV-X 3.0直6(排気量3.0ℓは勝手な予想です)が最上級グレードとなる。
○CX-8:CX-5とほぼ同じパワートレーンだが、サイズが大きくなるので、G2.0は搭載しない。
○CX-9:現行モデルはG2.5T(ターボ)を載せているが、2.0ℓターボ(BMWで言えば、B48型)の代替としてのSKYACTIV-X 3.0直6という予想だから、G2.5TとSKYACTIV-X 3.0直6は並立しないかもしれないが、そこはSKYACTIV-X 3.0直6のコスト次第か。

 ラージプラットフォーム系は、48V M-Hybridがほぼ標準で搭載され、上級モデルには多段化(8速以上)したATのトルコン部分にモーターを組み込んだPHEVモデルが設定されると予想したい。

 というわけで、予断独断妄想たっぷりな予想をお送りした。本稿をさかなに、いろいろ想像して楽しんでいただきたい。

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