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クルマいじりに欠かせない道具”ヤスリ゛の製造工程 “ヤスリ”のトップメーカー:ツボサン工場見学♪

  • 2021/05/17
  • G-WORKS編集部
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普段はなかなか見ることができない一流メーカーの製造現場。ヤスリには色んな形状・種類があるけど、今回は平ヤスリの製造工程を中心に追ってみた。

機械加工になくてはならない道具、”ヤスリ”。G-ワークス編集部は昭和3年から続く老舗&世界的ヤスリメーカー、ツボサン本社のある、広島県呉市にやってきた。ツボサンの会社設立前のヤスリ製造・販売は明治16年からという。今回はそのツボサンヤスリの工場の案内と製造工程を解説していくぞ!!

ヤスリの製造工程に欠かせないのが、味噌。これは冗談ではなく、ヤスリ製造には昔からずっと味噌が使われてきた。製造に使う大事な味噌を壺へ入れていたことからヤスリメーカーにはツボという名称が付く会社が多いそう。水で溶いた味噌をブラシでヤスリに塗っていく。仕上げに味噌を付けるのは、この後行なう焼き入れ工程での溶けた鉛が表面に残るのを防ぎ、また味噌の塩分が冷却を助けるため。

昭和3年から始まり、現在は3代目の梶山重雄社長へと受け継がれている、老舗のツボサン(株)。所在地の広島県呉市仁方はヤスリ製造地として歴史のある場所だ。ツボサンはヤスリ製造における伝統を守りつつ、今も第一線で活躍を続けている、日本を代表すると言っていいヤスリメーカーなのだ。

「低コストでも低品質ではだめ。高品質でも高コストでは続けることはできません。存続に大切なのは品質とコスト(のバランス)なんですよ。機械では切れ味の良さの検査はできません。だから、今も全品検査してます」と梶山社長。

ブライト900シリーズを始め、一度使ってみればそのスゴさがわかる、ツボサンのヤスリ。旧車いじりには削る作業も何かと多い。ツボサン製ヤスリを使ったことがない人は是非、その手に取って試してもらいたい。

詳しい製品の解説や製造工程などは2021年G-ワークス6月号に掲載されています♪

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