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マジックナンバーは「2375」最高効率回転数は2375rpm マジックナンバーは「2375」最高効率回転数は2375rpm!セレナe-POWERのエンジン回転数を探る

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ノートe-POWERのエンジン回転数  e-POWERの発電用エンジンは高効率の回転数で回す。どうやら「2375rpm」というのがマジックナンバーのようだ。ノートe-POWERは基本的にこの回転数でエンジンは作動したが、セレナe-POWERではもう少し下の回転数を多用するという。

─ノートe-POWERの開発のかたに、エンジンは一番効率の良いところで運転させて発電する。ただし、ドライバーのアクセル操作や負荷で回転数は変わります、と聞きました。セレナはノートより重いのですから、負荷は高いですよね? ということはノートe-POWERより定常で回す回転数は高くなっているのですか?
坂田さん:いえ、通常の走行中の回転数では、逆に下がっている領域があります。ノートでかなり勉強をしまして、低速でエンジンがかかったときのNVが気になるという声があったので、セレナではエンジン回転数を下げています。
─何回転くらいですか?
坂田さん:2375rpmから2000rpmへ下げてます。トータルの発電量が少ないだろうと思われますが、そのぶんは時間軸を延ばすことで補っています。セレナはノートより静粛性への要求が高いですからね。
─高速走行ではやはり回転数が上がる?
坂田さん:基本は2375rpmです。ここがもっとも効率が良いところなので。
─e-POWER って、いまはひとつしかないですよね? このシステムはもっと大きなサイズのクルマにも使えるのでしょうか?
坂田さん:大中小のe-POWERユニットを作っていけば、どのクルマにも使えますよ。

ノートe-POWERと新型リーフ、そしてセレナe-POWERが使う駆動用モーターの型式はEM57型だ。ノートの254Nm/80kWに対して、セレナとリーフは25%アップの320Nm/100kWとなる。

現在は、1.2ℓ直3エンジン+EM57モーターの組み合わせしかないe-POWERのパワーユニットだが、ノート、セレナの2モデルが市場に受け入れられることを確認した日産が、より大きなエンジンとモーターインバーターを組み合わせるe-POWERのパワーユニットを開発するかもしれない(すでにしているのかも)。

ただ、シリーズハイブリッドの弱点として、高速の連続走行がある。ノートe-POWERがデビューした際も、「高速道路を延々と高速巡航するケースでは、エンジン出力をそのままアクスル〜タイヤに伝えた方が効率がいいです」と開発陣から説明を受けた。その基本特性はセレナe-POWERでも変わっていない。

街乗り、郊外路がメインなら、e-POWERの恩恵を受けられるが、普段は高速道路を長く走るケースが多いユーザーは、価格差を考えるとe-POWERでなくコンベのパワーユニットを選んだ方がいいだろう。

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