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伝統を守り、進化させるものづくり トヨタ・センチュリーのメカニズムを徹底解説!

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分割された部位も木目の連続性を確保

後席センターアームレストの加飾にも本杢を使用。連続感が損なわれないよう、3ヵ所のパネルが1枚の板から取られている。突き板はヤマハが加工し、各サプライヤーに送られる。

手触りや操作感も譲れないポイント

アルミダイキャスト製のインサイドドアハンドルは、センチュリーの伝統のひとつ。触った瞬間のひんやり感や操作時のしっかり感は、プラスチックでは決して出すことができない。

乗り心地に妥協を許さない後席シート

後席クッションには、Sバネに加えてコイルバネも併用。ストロークを大きく取ることで、底突き感のないゆったりとした乗り心地を実現する。黄色いバネは乗降時の支持用で、外側に付いている。

”量産車”とは一線を画す品質管理

ボディは微妙な傷や歪みまで職人の手作業で修正される。パネル単体や組み立て公差も一般的なモデルより厳しいほか、各工程で寸法精度が測定され、ヒストリーブックに記録されて履歴を残すようになっている。

常識を覆す構造を実現し目的を達成

通常は直線的に通すサイドロッカーだが、センチュリーは後席の乗降性を良くするため、後席側を低くしている。中に入れる補強部材も、それに合わせてBピラー部で断面を徐変。屈曲部が絞り形状となるため、ここにシワや亀裂を生じさせないプレス技術の開発に努力を要した。

新型のアイデンティティを表現するための新たな後方

“几帳面”と呼ばれるキャラクターラインは、3Rの凹部と凸部に挟まれた幅6㎜の平面によって構成されている。これをきれいにプレスするのも難しかったが、ドア開口部のヘミング(折り返し)をきれいに仕上げるのに工夫を要した。凹部と凸部に囲まれた細い面を折り返すため、板が寄せられ、しわが寄ってしまうのだ。そこでドアを絞り成形する段階で、ヘミング部を軽く折っておき、ローラーを使って端から逐次曲げを行ない、解決を図った。

コストを惜しまずに効果優先で最大限に活用する

単にボディ剛性を高めるだけなら、レーザー溶接を導入する方法もあるが、センチュリーは内部損失による減衰効果も得られる構造用接着剤を優先的に使用。カウルやヘッダー、アンダーフロアなどは、減衰効果を重視した部位だ。

クルマとしての空力性能の大半は床下で

空力性能に関しては、主に床下で対応。アッパーボディはあくまで、デザインの品格を優先させた。床下にはほぼ全面にアンダーカバーを設定してCd値を低減。加えて、随所に整流用のフィンを設定。ここを基点に、進行方向に軸を持つ渦を発生させ、横風安定性を向上させている。

4チャンネルの最新ノイズコントロール

オーディオシステムを利用して車内騒音を打ち消すアクティブノイズコントロールを装備。ルーフに付けられた4つのマイクでエンジンのこもり音を検出し、スピーカーから逆位相の音を出して打ち消してしまうシステムだ。

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