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ターボ化と3ナンバー化への対応 スズキ・スイフトスポーツのメカニズムを徹底解説!

  • 2019/07/21
  • ニューモデル速報
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K14Cブースタージェット直列4気筒ターボエンジン

KC型エンジンは内径73㎜で固定、燃焼室設計を共通化している模様。直噴+ターボ過給としてはK10Cが嚆矢で、K14Cは4気筒化と行程延長で1371㏄の排気量を得ている。

排気量(㏄):1371
エンジン:直列4気筒
弁機構:DOHC 16バルブ
ボア×ストローク(㎜):73.0×81.9
圧縮比:9.9
最高出力(kW[㎰]/rpm):103[140]/5500
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):230[23.4]/2500-3500
使用燃料:プレミアム
燃料タンク容量(ℓ):37

燃料噴射装置

ポンプのプランジャーは吸気カムに設けられたロブを用いて駆動、コモンレール方式から各気筒へ分配され、側方配置のインジェクターから筒内へ燃料を直接噴射する。システムはミクニ製。

高レスポンスを実現するノーマルクローズ制御

近年のターボエンジンはウェイストゲートを開いておき排気効率を優先、大トルク要求時にはこれを閉めタービンを回転させる。スイフトスポーツは過給応答を重視し、それらとは逆の制御とした。

ウェイストゲートバルブを閉め、タービン回転を高く保つことでアクセル操作に対するレスポンスを向上。
ウェイストゲートバルブを開き、タービンブレードに当たる排気流量を調整することによって過給圧をコントロール。

スムーズな変速と鋭い加速を追求した6速AT

国内重視ならJC08モードに有利なCVTを選ぶところ、世界戦略パワートレーンを標榜することからステップATを選択。ギヤ比から推測するに欧州勢にも採用の多いアイシンAW製。

■ギヤ比
1速:4.044
2速:2.370
3速:1.555
4速:1.159
5速:0.851
6速:0.672
最終減速比:3.683

ラジエーターをフルサイズ化

小さな車体に高熱量のエンジンを収めることから、冷却性能の向上は必須。大開口部の設定とともに熱交換器の容量を増やし、冷却ファンも追加している。先代比で34%の放熱性能と38%の風量増を実現。

優れた加速性能を発揮する6速MT

ステップ比は1.766/1.348/1.313/1.259/1.156。発進時に出足の良さを重視し、その後はクロス気味にギヤをつなぐ思想。1t未満の車体に最大トルク23.4㎏mならばさぞや痛快だろう。

スポーティで素早いシフトを実現

3速ギヤは先代のシングルからダブルコーンシンクロとしてシンクロ接触面積を増加。シフト時の同期速度が向上し、素早い操作が可能になった。
1速:トリプルコーン
2速:トリプルコーン
3速:ダブルコーン
4速:シングルコーン
5速:シングルコーン
6速:シングルコーン

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