モーターファン1965年6月「モーターファン・ロードテスト」再録[トヨタS800（UP15型）] 福野礼一郎のクルマ論評４　モーターファンロードテスト現代の視点 トヨタS800（UP15型）

• 2019/10/01
• Motor Fan illustrated編集部

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重量・アライメント・ブレーキ試験結果（船研・石川）

振動・騒音試験結果

1.　車体寸法
　平坦な路面の障害板を低速度で乗越え、その過渡現象から車の上下振動をばね上ばね下別に求めたものが、第１表の数値である。トヨタスポーツはふたり乗りのため前席床上だけの実測となったが、解析結果からの振動ではバウンシングが1.6cps、ピッチングで18.cpsとなっている。ばね下ではタイヤ圧を普通仕様として、27 ～28cpsの振動数となっている。実測結果は第1図～第2図参照。

（担当：東大生研亘理研究室文責：立石泰三）

2.　騒音試験
　最近スポーツカーの騒音で、とくに車外音の「音色」がいろいろと言われるようになってきたが、自動車騒音は、乗り心地の良否と公害対策の観点からも騒音レベルの大きいものは好ましくない。
　今回は計測上の不手際などあって騒音レベルが思わしくなかったので、メーカー側のデータを採用させていただいた。結果は第3図の通りである。