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日本市場で唯一のディーゼルPHEV、メルセデス・ベンツE350deは現代に甦ったW124型500Eである|Eクラス・ディーゼル プラグインハイブリッド試乗記

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環境性能を隠れ蓑にしたハイパフォーマンスセダン

 そして圧巻はアクセルを床まで踏んづけたときだ。EVモード選択時であればアクセルペダルに一瞬の抵抗を感じるはずで(これ以上アクセルを踏むとエンジンも始動しなければならなくなることを知らせる「プレッシャポイント」という機能)、そこからキックダウンスイッチのように踏み込めばいい。

 するとエネルギーフローを表示しているモニターに「ブースト」の文字が出現し、エンジンと電気モーターが総動員され700Nmの極太トルクが解き放たれる。

 その刹那、SF映画でワープに入る瞬間のように前方の景色がグワーッと迫り、身体がシートにめり込む。700Nm前後、もしくはそれを上回る最大トルクを誇るモデルにも乗ったことはあるが、ディーゼルエンジンと電気モーターがもたらす700Nmは、ガソリンエンジンのそれとはまた異なる。エンジン回転の上昇を待つ必要など一切なく、アクセルペダルの角度のみがパワー&トルクと速度を決めているかのようだ。

 普段、北米専用のV型8気筒5.6Lを積んだオバケグルマをアシにしているカメラマンも「すげぇなこりゃ」と呆れている。

 E350deは、環境性能を隠れ蓑にしたハイパフォーマンスセダンだ。それも超弩級の。メルセデスにはAMGの名を冠した超弩級セダンが数々あるが、E350deはAMGではないだけに、むしろ凄みがある。

 そう考えると、これはW124における500Eのようなものだ。アッファルターバッハが手掛けたAMG E60ではなく、ポルシェが開発した500Eのほうだ。

 E350deは現代に甦った500E───試乗を終え、記者はそう考えることにしたのである。

メルセデス・ベンツE350de アバンギャルド スポーツ
全長×全幅×全高:4923×1852×1475mm
ホイールベース:2939mm
車両重量:───kg
エンジン形式:直列4気筒DOHCディーゼルターボ
排気量:1950cc
ボア×ストローク:82.0×92.3mm
圧縮比:15.5
最高出力:143kw〈194ps〉/3800rpm
最大トルク:400Nm/1600-2800rpm
モーター最高出力:90kW(122ps)
モーター最大トルク:440Nm
燃料タンク容量:60L
トランスミッション:9速AT
駆動方式:FR
乗車定員:5名
タイヤサイズ:Ⓕ245/45R18 Ⓡ275/40R18
WLTCモード燃費:───
市街地モード燃費:───
郊外モード燃費:───
高速道路モード燃費:───
車両価格:875万円

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