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【連載】クルマに乗って「オイシイモノ」を食べに行こう! ⑥メルセデス・ベンツ Bクラス メルセデス・ベンツ Bクラス「中途半端だって感じてるでしょ?」アナログ派・ヒトシ君×助手75の言いたい放題本音インプレ

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ヒトシ君: お、ついたついた。混んでるかな~。
助手75: 麺屋蔵人。茅野で人気の味噌ラーメン屋さんですね。
ヒトシ君: おっ、さすが詳しいね。
助手75: 来たことないけどね。さ、クルマを駐めま……けっこう混んでますね。
ヒトシ君: ここはさ、むかし味噌とか醤油の原料のマメを貯蔵していた蔵をリノベーションしたお店なんだよ。味噌ラーメン、楽しみだなぁ~。

 さすが人気店だけあってお昼の時間をずらしているのになかなかの盛況ぶり。運良く1台分のスペースを発見し駐車して趣のある店内へ向かう。店内に入ると、これまたラッキーなことにそんなに待たずに席に案内された。
 早速、極上葱味噌らーめんとタケヤ信州味噌らーめん(各々もちろんトッピング追加)を注文。ラーメン好きヒトシ君はいわずもがなだが、75も文句をいうワリに毎回しっかり堪能している。このコンビ、仕事だって認識、あるのかな。

ヒトシ君チョイスの、京都産の九条葱をふんだんに使った1日20食限定の「極上葱味噌らーめん」
75の選んだ「タケヤ信州味噌らーめん」は期間限定。こちらも九条ネギが入る、大満足の一杯


助手75: ぷは。美味しかった~。さ、河岸を変えますか!
ヒトシ君: もう一回来たいけど、この連載だと2回目がないんだよなぁ。
ふたりで: 残念だよねぇ。

 いや、もう勝手に個人で来てください……と突っ込みたくなる会話を繰り広げながら、次の目的地へ向かって出発するふたり。県道188号・グリーンライン・県道17号を経由し市街地を抜けると、ゴルフ場もあるのどかな別荘地帯へ差しかかった。

ヒトシ君: こうやって高原の別荘地帯を流していると、Bクラス、いい感じじゃない? Aクラスだと、背が低くて荷物もあんまり詰めなさそうだけど、Bクラスだとリラックスして座れる。荷物も結構詰めそうだし。

別荘地帯を流していると、サイズ感がちょうどいいことに気づく


助手75: そうね、アリな気がしてきた。ラゲッジもだいぶ大きいわね。Aクラスだと370ℓでシートを倒して1210ℓなのに対してBクラスは455ℓ、1540ℓだからだいぶ違うわよ。別荘に滞在するために荷物を積んでくる、なんてときにいいかも。とはいえ、Bクラスがあるなら、ガレージにはもう一台、Eクラスとかあってほしいなぁ。
ヒトシ君: 75はアタマの中がバブルだよねぇ。Bクラスはさ、Aクラスはかっこいいけど車高が低すぎて乗り降りがしにくい、Cクラスはちょっとお高いし大きい、SUVは仰々しくていや、もちろんミニバンも違うというニッチな層にアピールするんだよ。

ラゲッジルームは1540ℓという大容量。この広さはうれしい。ゲートが足で開閉できて至れり尽くせり
片側を倒すと長モノもOKのスペースが出現。日常使いにも活躍しそう
通常でも455ℓ。Aクラスの370ℓに対して、選ぶ基準にもなる満足な容量


助手75: なるほど。で、ライバルがBMW2シリーズってこと? でもメルセデスがほしい人はBMWとは比べないよね。
ヒトシ君: メルセデスのラインアップで、ちょうどうまい具合に隙間を埋めてくれてるのがBクラスなんだよ。確かに目立たないけど、使い勝手はいい。変に目立たないところがかえっていいのかもしれないよ。
助手75: ワタシはメルセデスならSLがよいです。
ヒトシ君: バブル75の意見はもはやどうでもいいんだけどさ、なんかデザート食べるって言ってなかったっけ?

店内は販売のみですが、テラス席があります。真冬以外は、気持ちいいですよ
お店の位置が少し奥なので、ご来店の際は看板を見落としなきよう、ご注意を


助手75: そうそう! 本日のオヤツは美味しいジェラートです。この先の尖石の湯へ向かってください。
ヒトシ君: 温泉があるんだ。いい場所だねぇ。
助手75: 今日は残念ながら入れませんがね。はい、そちらです。

 到着したのは「グラスリーぺぱん」さん。75に言わせると、このエリアに来てここを押さえないのはモグリだとか。こじんまりしているので看板を覚えておかないと通過してしまいそうだ。店内に入ると美味しそうなジェラートが並んでいる。

助手75: なんか、よくわからないんですけど、デザートは75の自腹でご馳走することになってしまっているので、どうぞお選びください。あ、領収書ください、ナマエ、で。はい。
ヒトシ君: いつも悪いね~ぇ。ひっひっひ。

ヒトシ君は、いちごみるく/ジンジャー&みかん、75は、すりおろしりんご/ジンジャー&みかんをチョイス。「えごま」なるお味もありましたが、つねに冒険しないツマラナイふたり


ヒトシ君: おごりだと倍、美味しいわ。ごちそうさま。さて、75も運転しなよ。
助手75: 朝ちょっと運転しましたけどね。じつはBクラスを運転したの、今回が初めてなんですよ。乗り心地はかなり軽めで、ヒトシ君が言うように、国産からの乗り換えでもすんなり移行できそう。さすがって思うのは、「ただただ厚みがあって頑丈」ではなくて、軽やかなのに剛性感があるところ。でも、乗り味はザ・メルセデスという印象ではないけど。まぁ、だからこそライト版なのね、きっと。友だちじゃないけど、子どもができたら、乗りたいわね。
ヒトシ君: 子どもっていうか、そもそも独……さ、そろそろ帰ろうか。陽もとっぷり暮れたしね。

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ヒトシ君: ところで、この細いライトいいねぇ。
助手75: アンヴィエントライトね。色も明るさもいろいろ変えられるのよ。なんだかムーディにもできるし。いやいや、そこじゃなくてアダプティブハイビーム、あ、正式にはアダプティブハイビームアシスト・プラスっていうらしいんですが、それがパッケージオプションってところに反応してくださいよ。片側18個のLEDっていうのは、このクラスにしては上出来ですよ! 上位クラスの技術をライト版にも惜しみなく投入するクルマ作りは素直に素晴らしいと思う。ウン。Bクラス、いいかも。シートの不満足感を差し引いても、アリ。

アンヴィエントライトで、車室空間のデザインが自分好みにできる。なかなかムーディ
やはりあるとないとでは雲泥の差。ハイビームアシストがパッケージオプションとはうれしい


ヒトシ君: じゃあこのまま東京へ帰るかな。ちなみに100km/h巡航時のエンジン回転数は1800rpm。まぁまぁダインサイジングターボ+7速DCTだから普通かな。車重が1480kgと結構重いから1.3ℓターボの200Nmだと余裕たっぷりとはいかないけど、過不足はないね。
助手75: 街乗りメインで使うなら、充分じゃない?

助手75: こうやって高速道路を走っていても、よく見ているとBクラスって結構走っているのね。これまで気づかなかったけど、このカテゴリー、結構ニッチだけど人気があるんだ。あ、渋滞になっちゃったね。ワタシ、ちょっと寝るね。

 そういうや否や、がっつりシートを倒してヨダレをたらさんばかりに寝始めた……。

【本日のルート情報】
御殿場IC近くのホテル出発〜国道138号線を北上〜富士五湖道路を通って中央高速〜諏訪IC〜御柱道にて麺屋蔵人〜188号、17号と経由して縄文の道(戻ってきてグラスリーぺぱんへ行く)〜ゴルフコースのある別荘地帯。帰路は、来た道を戻って諏訪ICから東京へ。

【本日のオイシイモノ情報】
麺屋 蔵人(めんや くろうど)
長野県 茅野市 玉川 4147-1
0266-82-3335
11:30~22:00
無休

グラスリー ぺぱん
長野県茅野市豊平4734-253
0266-71-6171
10:00~18:00
夏期10:00~19:00
冬期10:00~17:00
火曜定休(8月は無休)※冬期:月・火曜定休

※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください

メルセデス・ベンツ B180

全長×全幅×全高:4430mm×1795mm×1550mm
ホイールベース:2730mm
車重:1490kg 前前軸重:890kg 後後軸重:600kg
サスペンション:F マクファーソンストラット R トレーディングアーム
タイヤサイズ:225/45R18
ラゲッジスペース:455~1540ℓ(VDA方式)

エンジン
形式:1.3ℓ直列4気筒DOHCターボ
型式:M282
排気量:1331cc
ボア×ストローク:72.2×81.3mm
圧縮比:10.6
最高出力:136ps(100kW)/5500pm
最大トルク:200Nm/1460-4000rpm

トランスミッション:7速DCT

燃料:プレミアム
燃料タンク:43ℓ
燃費:WLTCモード 15.0km/ℓ
   市街地モード 11.2km/ℓ
   郊外モード 15.4km/ℓ
   高速道路モード17.3km/ℓ
最小半径:5.0m

車両本体価格:392万円
試乗車両価格(オプション込):549万4500円

apparel(75)|Down vest:Max Mara/tops:Joseph/pants:Red Card/shoes:New Balance

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