スバルWRX ユーザーレポート 燃費は?長所は?短所は? スバルWRX STI/S4 | これがオーナーの本音レビュー !「燃費は?長所は?短所は?」<モーターファン会員アンケート>
- 2020/01/14
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MotorFan編集部
スバルWRXといえば、スバルきっての、いや世界的に見ても稀有なAWDスポーツセダンである。2.0ℓ水平対向4気筒ターボエンジンを搭載するWRXには、「STI」と「S4」のふたつのラインがある。Motor-FanTECHの会員の方々にも多くのオーナーがいる。そのオーナーにアンケートを実施。オーナーだからこそわかる燃費、不満、よいところをみてみよう。
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スバルWRX STI(VAB):名機EJ20を搭載するスーパーAWDスポーツ
2018年式 WRX STI(ベースグレード)「アイサイトが欲しい(せめてクルコン)」
2016年式 WRX STI Type S「胸のすくような加速。雨降りだろうが積雪だろうが抜群の安定性」
2014年WRX STI「吊しの状態では、各部に未完成感が満載なので自分好みにチューニングしながら乗るのがいい」
2016年式WRX STI アプライドC型ノーマルグレード「令和に購入出来る平成初期の香りがする四駆ターボ」
2018年式 WRX STi Type S
総合評価:圧倒的な動力性能とハンドリングの前では小さな欠点は気にならない
WRX S4(VAG型)
2015年式WRX S4 GT-S「この価格でこの性能、一度乗れば良さがわかります」
2016年式 WRX S4 GT-S「燃費ファーストの人はやめた方が良い」
2018年式WRX S4 GT-S「CVTで滑らかに走ることもできるし、有段模擬で楽しく走ることもできる」
WRX S4 GTアイサイト「どんな天候 道路状況でも乱れる事の無い直進安定性」
総合評価:ファミリーカーとしても使える高性能なスポーツセダンなだWRX S4!
スバルWRX STI(VAB):名機EJ20を搭載するスーパーAWDスポーツ
現行スバルWRXは、2014年から販売されている。先代まではインプレッサWRXだったのだが、現行モデルからインプレッサの名前が外れ、「スバルWRX」となった。WRXは「WRX STI」と「WRX S4」のふたつのラインで構成されている。プラットフォームは、レヴォーグと共有。現行モデルは、「ファイナルエディション」は発表され、モデルライフ終盤を迎えている。
まずはVAB型と呼ばれるWRX STIのオーナーレポートから。WRX STIのハイライトは、スバル伝統の2.0ℓ水平対向4気筒DOHCターボのEJ20型エンジンにある。AWDはDCCD(ドライバー・コントロール・センター・デファレンシャル)と呼ばれるセンターデフを持つこともWRX STIの特徴だ。いまや「センターデフ式AWD」は稀少な存在。生粋のAWDスポーツセダンの筆頭がスバルWRX STIなのである。
2018年式 WRX STI(ベースグレード)「アイサイトが欲しい(せめてクルコン)」
排気量:2.0ℓ トランスミッション:MT
平均燃費:10.8km/ℓ
長所:このスペックでこの値段は安い。物も人もたくさん積めて便利。フルノーマルでもサーキット走れちゃう。
短所:アイサイトが欲しい(せめてクルコン)。ロードノイズがうるさい。乗り心地はかなり硬い。
評価
外観:★★★☆☆
室内:★★☆☆☆
走行性能:★★★★☆
燃費性能:★★★☆☆
装備:★☆☆☆☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「4ドアセダンの利便性とサーキット走行等の趣味性を高い次元で両立したクルマ。同じ利便性とスペックを求めたら、他銘では倍以上の値段になってしまう。とてもコスパの良いクルマです」
2016年式 WRX STI Type S「胸のすくような加速。雨降りだろうが積雪だろうが抜群の安定性」
排気量:2.0ℓ トランスミッション:MT
平均燃費:6.2km/ℓ(片道6.5kmの通勤が9割。数ヵ月に一度のロングツーリングと郊外及び都心部の運転で1割ぐらい。)
長所:パワフルなエンジン、胸のすくような加速。雨降りだろうが積雪だろうが抜群の安定性。
短所:時計を合わせる操作が煩雑。昔の様に「SET」ボタン一発で合わせられる時計にして欲しい。もしくはGPSデータを反映して、狂わない時計にして欲しい。
評価
外観:★★★★☆ VABになって、顔がランエボっぽくなった。個人的にはGRBのデザインが好き。
室内:★★★★☆ 特に気になるほどのところは無い。強いて言えばハザードランプスイッチがちょっと遠くて使いにくいのと、シートポジションはもう少し低くても良いのだけど。
走行性能:★★★★☆ 街乗りであればノーマルで充分過ぎの性能。
燃費性能:★★★☆☆ 通勤が主なので、こんなものかなって感じ。高速乗ると12km/ℓ弱ぐらい。
装備:★★★★☆ 純正とはいえ、BBS、ビルシュタイン、ブレンボが付いていて満足。でもシートはもう少しスポーティなのが欲しい。
満足度:★★★★★ なんだかんだ言っても憧れのクルマだったので、満足。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「まずは乗ってみることをオススメします。でも乗ったら買っちゃうと思うので、覚悟して乗るように」
2014年WRX STI「吊しの状態では、各部に未完成感が満載なので自分好みにチューニングしながら乗るのがいい」
排気量:2.0ℓ トランスミッション:MT
平均燃費:9.4km/ℓ
長所:圧倒的な動力性能。普通に走ってる分には意外とそこそこの燃費(平均燃費9.4km/ℓ)。冬道での絶大な安心感。
短所:ひとたびアクセルを大きく開けると、目に見えて下がっていく下がっていく燃料計の針。サーキットでは、ブレーキの放熱性が圧倒的に悪い。
評価
外観:★★★★★ ガンダムチックな外観は好きなのですが、レヴォーグと見分けがつきにくいのが難点
室内:★★★★★ 特に不満はないです。
走行性能:★★★★★ 乗り心地は気にしない方なので、文句なし
燃費性能:★★★★☆ ブーストを掛けなければそこそこ走ります
装備:★★★★☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「圧倒的な動力性能と日常使いが両立されている、今となっては稀有な存在と言えます。ただ、吊しの状態では、各部に未完成感が満載なので、自分好みにチューニングしながら乗るのがいいのかなぁと思います」
2016年式WRX STI アプライドC型ノーマルグレード「令和に購入出来る平成初期の香りがする四駆ターボ」
排気量:2.0ℓ トランスミッション:MT
平均燃費:8km/ℓ(高速道路等では12km/ℓを超えることや、信号の少ない郊外だと9km/ℓを超えます)
長所:昔ながらの四駆ターボの香りを残しつつ、現代風にアレンジしてあるところ。意外とトランクが広く、キャンプなどのアウトドアにも使える。自分で操作してる実感を得られ、良い意味での緊張感と、操縦の楽しさを得られる。
短所:電子制御が増えたので、何かトラブルが出ると、原因を探るのに苦労する。GCやGDの頃に比べ、やはり重さと、車体の大きさがどうしても気になる。アイサイトは仕方無いが、せめて速度一定にするクルーズコントロールは欲しかった。
評価
外観:★★★★☆ フェンダーがGVBの様にもっと盛り上がりがあると特別感が出たと思います。
室内:★★★★☆ 昔に比べたらずいぶん進歩しました。前席は意外と狭く感じます。
走行性能:★★★★☆ スペックCを設定して欲しかったです。
燃費性能:★★★★☆ このパッケージングではこれくらいが限界かと。
装備:★★★☆☆ 後席にもUSBポートが欲しかったです。
満足度:★★★★☆ 不満点はありますが、やはり運転していて楽しいです。
このクルマの購入を検討している人にひと言
「令和に購入出来る、平成初期の香りがする四駆ターボです。もう二度と出てこないと思います。別にサーキットやラリーを走らなくても、ワインディングを走るだけでも楽しいです。燃費や消耗品などの維持費はかかりますが、GCやGDの頃ほどスパルタンじゃないので、街乗りオンリーでも苦痛では無いと思います」
2018年式 WRX STi Type S
排気量:2.0ℓ トランスミッション:MT
平均燃費:9.2km/ℓ(街乗り6割、郊外3割)
長所:水平対向エンジンEJ20とビルシュタインダンバーの組み合わせでコーナーリングがスゴイ。
短所:シビックタイプRのようにアクティブサスだったら良かった。
評価
外観:★★★★★
室内:★★★★☆
走行性能:★★★★★
燃費性能:★★★★☆
装備:★★★☆☆
満足度:★★★★☆
このクルマの購入を検討している人にひと言
「あ、もう買えません(笑)」
総合評価:圧倒的な動力性能とハンドリングの前では小さな欠点は気にならない
オーナーの皆さんは、圧倒的な動力性能、AWDによる全天候型スーパースポーツに惚れ込んでWRX STIを購入している。だから、少々のネガは気にならないようだ。燃費に関しても現代の基準ではいいとはけっして言えないが、「性能を考えれば問題ない」という見方である。
とはいえ、不満は「スバルなんだからアイサイトがほしい」「せめてクルーズコントロールがほしい」「後席にもUSBポートがほしい」と言った声もあった。
「令和の時代、もう手に入らないクルマ」であることも全員一致した見解だ。
ユーザーの平均評価
外観:4.2
室内:3.8
走行性能:4.4
燃費性能:3.6
装備:3.0
満足度:4.2
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