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ホンダ新型フィット 選ぶべきはe:HEV?CROSSTAR(クロスター)? HOME? NESS? パーソナルチョイスの思考回路

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パワートレーンは、e:HEVかコンベの1.3ℓか?

1.3ℓ エンジン形式:直列4気筒DOHC 排気量:1317cc ボア×ストローク:73.0×78.7mm 圧縮比:13.5 最高出力:72kW(98ps)/6000rpm 最大トルク:118Nm(12.0kgm)/5000rpm WLTC総合モード燃費:20.2km/ℓ

 ボディはノーマルに決めたから、次はパワートレーンだ。
1.3ℓ直4DOHCエンジンのパワースペックは98ps/127Nm。1090kgの車重(HOME FF)に対して余裕綽綽とは言えないけれど、必要充分ではある。ただし、最高出力は6000rpm、最大トルクは5000rpmで発生する。つまり、もっと低い回転域ではパワーもトルクも細い。もちろんモーターアシストはないから出足は遅い。トランスミッションはCVT。フル加速したら、やはり車速より先にエンジン回転数が上がっていくフィールは残っている(最近のCVTは相当改善されているし、新型フィットのCVTもまったく悪くないが)。

エンジン形式:直列4気筒DOHC 排気量:1496cc ボア×ストローク:73.0×89.4mm 圧縮比:13.5 エンジン最高出力:72kW(98ps)/5600-6400rpm エンジン最大トルク:127Nm(13.0kgm)/4500-5000rpm モーター最高出力:80kW(109ps)/3500-8000rpm モーター最大トルク:253Nm(25.8kgm)/0-3000rpm WLTC総合モード燃費:27.4km/ℓ

 対するe:HEVは、1.5ℓ直4DOHCに109ps/253Nmのモーターを使うi-MMD(今回からe:HEVと呼称する)がつく。アコードやインサイトが使うi-MMDをフィットのコンパクトなエンジンルームに入るサイズにした技術陣の努力に見合う結果を運転してすぐに感じることができる。とにかく静かで上質。モーター駆動(高速走行時はエンジン直結)の気持ちよさがいい。モーター駆動といっても、ノートe-POWERのような「EVチック」な感じがないのも、個人的には好みだ。アクセルだけで車速をコントロールできるワンペダル制御にはなっていないが、「Bモード(回生ブレーキが強い)」にしておくと、停止はできないが、かなりアクセルペダルだけでスピードコントロールができる。

 とはいえ、新型ホンダ・フィットではそのハイブリッド(e:HEV)の価格は
eHEV BASIC FF(199万7600円)
BASIC FF(155万7600円)
 で、価格差は44万円。これはCROSSTARも同じだ。メイングレードとなるHOMEではハイブリッド代は34万9800円である。
 かなりの価格差がある。燃費は、
e:HEV HOME(FF): WLTCモード 28.8km/ℓ
HOME(FF): WLTCモード 20.2km/ℓ
 価格差でハイブリッド代をカバーするのは、事実上不可能だし、そもそもどちらも非常に燃費がいい。通常の生活(800km/月程度)だったら、月に1度の給油(燃料タンクはどちらも40ℓ)で充分だろう。

 ここは、ご予算次第ということだが、これも個人的なチョイスではe:HEVを選ぶ、e:HEVの上質さには、価格差なりの価値があると思う。

 ちなみに
1.3ℓ:前軸軸重700kg
e:HEV 前軸軸重 770kg
 だから、e:HEVは70kg重いことになる。

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