【静岡・三保レトロカーフェスティバル2021&いすゞ+スバルミーティング/その他の国産車編】 アクティクローラからヨタハチ、ラ・セードまで! なんでも集まっちゃう楽しいミーティング
- 2021/04/21
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増田満

「静岡・三保レトロカーフェスティバル2021&いすゞ+スバルミーティング」のレポートはついに7回目。バラエティに富んだ車種が集まったイベントで、これまでのレポートではいすゞ車、スバル車、日産車を紹介してきたが、今回はそれ以外の国産メーカーのモデルを紹介してみたい。
REPORT&PHOTO●増田満(MASUDA Mitsuru)
なかなかお目にかかれないモデルを拝めるのもミーティングの醍醐味!


右写真はそのマイナーチェンジ後のモデルで、トラックとともにラインナップされていた商用車のバン。パブリカの生産台数は多かったものの、残存数はもしかしたらヨタハチことトヨタスポーツ800が上かもしれない。



大衆車ではなく高級車も来場していた。左写真はまだコロナの名前が残っていた3代目のコロナマークII。ローダウンとリップスポイラーによりスポーティにカスタムされている。


まずはミーティング会場から少し離れた場所に停められていたスタリオン。三菱の中堅車種であるギャランΣ(シグマ)とΛ(ラムダ)をベースにアメリカ市場を意識した2ドアスポーツモデルとして1982年に発売された。国内では当初、2リッターNAと同ターボエンジンでスタートしたが、1988年にはアメリカ仕様と同じワイドボディと2.6リッターNAエンジンを搭載するGSR-VRのみになる。
続いては三菱初のFF車となった初代ミラージュ。3ドアと5ドアのハッチバックボディに1.2リッターと1.4リッターエンジンを組み合わせていた。のちに4ドアセダンや1.6リッターエンジンも加わった。左写真は1982年のマイナーチェンジでフロントが変更された後期モデルだ。


そして右写真は国産ワンボックスとして初めて4WDを用意した2代目デリカ。この時代の商用車は規制があることで残存数が極めて少ないが、このクルマは程度もよく残して欲しいと思える状態だった。


もう1台は1991年に発売されたFRレイアウトを採用する2シーターオープンモデルのカプチーノ。フロントに搭載された3気筒DOHCターボエンジンはフロンテクーペ同様にクラストップの実力。1997年に生産が終了したが、今でも高い人気を維持している。


まず上写真はミゼットやハイゼットが軽自動車市場で高く評価されていたダイハツが初めての乗用車として1966年に発売した初代フェロー。プリズムカットと呼ばれたボディスタイルにより実用的なリヤシートを備えていたことが特徴。エンジンは水冷2サイクル2気筒で1970年には2代目へモデルチェンジしている。
左写真は軽のスペシャルティカーとも呼べるリーザ。新しいモデルと思いがちだが1986年に発売が開始されている。この当時らしく乗用車より商用車のボンネットバンが販売の主役で、この日参加していたのも商用車のOXYだった。

続いては旧車イベントで見かけることが多くなってきたホンダ・ビート。まず紹介したいのは上写真のビートで、アズテックグリーンパールの塗装が鮮やかな限定車、バージョンF。純正アルミホイールを履き、ほぼノーマル状態を維持している。そして下の2台はカスタムされたビート。自由に楽しむスタイルがビートらしいともいえるだろう。



最後を締め括るのは、1990年に光岡自動車が発売したリムジン並みのホイールベースを備えるラ・セードだ。S13シルビアをベースにフレームを延長してロングなホイールベースを実現。そこへクラシカルなデザインのボディを架装したユニークな1台だ。この日現れたのは2000年にS15シルビアベースへ改められた2代目ラ・セードで、スタイルは似ているが微妙にリヤセクションなどが初代と異なる。その全長は実に5230mmにもなる!
続けてお伝えしている静岡・三保レトロカーフェスティバル2021&いすゞ+スバルミーティングの模様。今回で国産車は終了になる。次回は輸入車たちを紹介しよう。

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