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連載コラム「酷道を奔り、険道を往く」Vol.10 関東屈指のロングダートを制覇せよ! 秋鹿大影林道&万沢林道(酷道 険道 未舗装路:群馬県)スズキ・ジムニー&ジムニーシエラ

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四万ブルーとも呼ばれエメラルドグリーンがかった鮮やかな湖面が美しい四万湖。初日は雷雨によって濁っていたが、翌朝はご覧の通りの美しさだった。

鮮やかな四万ブルーと昭和テイスト全開の四万温泉

 月夜野インターチェンジを降りてから約5時間、13kmの秋鹿大影林道を走り抜けて国道353号線に出た。撮影を挟み、さらには別企画の取材も並行して行っていたため、通常であればこんなに時間はかからないはずだ。

 国道353号線を北上すれば、5分ほどで今回の宿泊地である四万温泉に到着する。まだ時間もあるのでスルーし、「四万ブルー」で知られる四万湖まで足を伸ばす。伸ばすと言っても、徒歩でも行ける程度の距離だが……。

四万川を四万湖よりもクルマで3分ほど上流に行った先にある「しゃくなげの滝」。かなり近づけるので、けっこうな迫力が楽しめる。

 しかし秋鹿大影林道を走り終えた頃から雨が降り始め、四万湖に着いた頃には土砂降りの雷雨となってしまった。エメラルドグリーンがかった湖面はなんとなく確認できたが全体的には濁っている。雨が上がるのを待ってみたが、雨足が弱まっても湖面の状況は変わらない。

 しかたがないので四万温泉に戻り、しばし街中を散策する。

温泉旅館の脇をドドドッと轟音を立てて四万川が流れる。

 国道353号線の終点、いわば最果ての秘湯である四万温泉は、8世紀から10世紀頃に発見され、四万もの病に効くということからこの名称がつけられたとされている。

 温泉街は四万川沿いに南北に長く形成され、温泉旅館はもちろん、喫茶店、射的場、ラーメン屋など、すべてが完璧に昭和テイストで、独特の風情に満ち溢れている。

昭和テイスト溢れる四万温泉の街中。ジムニーが似合う!

 最果てと言ったものの、我々が訪れた日は多くの観光客で賑わっていた。平日とはいえ夏休みの時期だったから当然なのかも知れないが、もう少し閑散としたイメージを勝手に想像していたので(失礼!)、ちょっとした驚きだった。

 ただ、少なくとも我々の滞在中は中国人観光客はほぼ確認できず、宿泊施設にも英語や中国語の表記はほとんどない。我々が泊まった国民宿舎はクレジットカードも使えなかった。このまま海外観光客に知られない聖域であり続けてほしい、と考えるのは身勝手だろうか?

5ナンバーサイズを大幅に下回るジムニーシエラでもご覧の通り。林道のみならず、古い街並みでもジムニー&ジムニーシエラのコンパクトさが光った。

 翌朝は路面も乾き上がり、すっかり快晴となったため、再び四万湖へ向かってみた。そして期待通りの四万ブルーを目の当たりにする。幸先がいい。

 湖畔で小一時間ほど別企画の撮影を行った後、万沢林道へと向かった。

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