ボディサイズは?使い勝手は?室内の広さは?ラゲッジスペースまで徹底比較。 ジムニー旋風真っ只中! ジムニーの新型と先代を比べてみる。
- 2018/08/18
- ニューモデル速報
今、最も話題を集めている一台といえば、スズキ新型ジムニーだろう。基本構成は継承しながら、“現代”に相応しい進化を遂げた。それは、20年待ち続けた世界中のジムニーファンの期待を裏切ることない出来映えだ。反面、独自の路線を突き進み、輝かしい実績を持つ先代ジムニーの魅力は色褪せない。新旧を比較することで、先代の人気の秘密と新型の進化の度合いを見ていこう。
まずは、ボディサイズからチェックしていこう。
先代ジムニー「ランドベンチャー」(特別仕様車)
全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1680mm
ホイールベース:2250mm
ミラーtoミラー:1840mm
ジムニーは、悪路走破性を高めるために最低地上高を高めた唯一無二の一台。ボンネットが長い一方で、キャビンの前後長は短い。居住性を重視したパッケージングでないことは一目瞭然だ。とことんオフロードを走り込める実力を持ったこだわりの軽自動車だ。
新型ジムニー「XG」(5速MT)
全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1725mm
ホイールベース:2250mm
ミラーtoミラー:1885mm
新型はスクエアなフォルムが強調されたスタイル。立たせたAピラーをより後方に引き、視界の広さとFRベースの4WDらしいプロポーションを獲得した。前後サイドウインドウの視界も広くなっている。
次に室内の居住空間を比べてみよう
先代ジムニー「ランドベンチャー」(特別仕様車)
室内長×室内幅×室内高:1685mm×1220mm×1210mm
垂直と水平をしっかりと守ったインパネは、悪路走破時に車体の傾きをドライバーに伝えやすくするためと、オフローダーらしい骨太さを印象づけるためのデザイン。ピアノブラックのガーニッシュやメッキのメーターリングは「ランドベンチャー」の専用アイテム。
床全体が高く、床に対しても高い着座位置だから視界は広くて良好。ボンネットがしっかり見えて、車両感覚もつかみやすい。運転姿勢に違和感はないが、ステアリング調整機構やシートリフターが未装備なこと。
足の置き場に困るほど狭くはないのだが、余裕があるとは言えない。左右と後ろのウインドウが大きいため、開放感は上々。長時間の乗車はかなり厳しいだろう。後席は左右独立で前倒しが可能。
インパネは水平基調のデザインで、ジムニーらしい力強さを表現するとともに、オフロードなどで車両姿勢を把握しやすい。ベーシックグレードである「XG」は、エアコンがマニュアル式となるなど、装備内容は簡素。それでも、キーレスエントリーや自発光メーター、マルチディスプレイなどは標準装備され、運転席まわりの収納類も充実している。
新型からハンドルに調整機構が採用されたことが最大のトピック。上下調整のみだが、運転姿勢の幅が広がったことはうれしい。シートの高さ調整はなく、オフローダーらしく高い位置から見下ろす感覚の運転スタイル。「XG」はシート表皮の撥水加工は施されていない。
膝まわりは、余裕があるわけではないが、そこそこのスペースを確保。窓が大きいことで、窮屈感が薄れている。「XG」の後席の格納方法は一体式。ヘッドレストも未装備なので、非常用と割り切りたい。
最後は新旧のラゲッジスペースを比較してみよう。
通常時の広さは最小限で、機内持ち込みサイズのスーツケースがひとつ積める程度。後席は左右独立で倒せるが、倒したシート背面が水平にならないこと、床に大きな段差が残るのは残念なところ。テールゲートは横開き式を採用。
ジムニー「XG」の容量は377ℓを確保。「XG」は荷室にラゲッジボックスが装備されず、フロアは一段低い位置にある。後席は一体可倒式で、格納時にはフロア間に段差が生じる。ジムニーの上級グレードは5対5分割可倒式のリヤシートとラゲッジボックスを標準装備。
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