Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. カタログ
  3. マツダ|MAZDA
  4. ロードスターRF

MAZDA ROADSTER RF VS マツダ・ロードスターRF:「完璧である」エンジンとドラポジの改良を受けて、注文をつけたい部分がなくなった

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ロードスターに関しては「そこはちょっと……」と言い出せなかった部分が他にもあって、ドライビングポジションである。ロードスターに限らず、マツダの各モデルに共通する設計で、ドライバーの真正面にステアリングホイールが位置する(つまり、オフセットしていない)。足を自然に前に投げ出した位置にオルガン式のアクセルペダルがある。だから、ドライビングポジションがすんなり決まる。ゆえに、運転がしやすい。ということは、予防安全にもつながる。

 はずなのだが、スペース的な都合からか、ロードスターの場合はステアリングの位置がしっくりこなくて、「楽しいんだけど」の後に「……」を付けたくなってしまうのである。微妙にサイズの合わない靴を履いているもどかしさに似ている。その微妙なズレが終始気になって、エクササイズ(ウォーキングでもいいが)に身が入らないのと似た感じと言えばいいか……。

アクセルペダルはマツダ流ゆえ、もちろんオルガンタイプだ。

 2018年6月に実施した改良で、ロードスターRFにはテレスコピック機構が追加された。従来からあるチルト機構と合わせてステアリングホイールの調整範囲が増え、申し分ないドライビングポジションがとれるようになった。クルマとのフィット感は抜群で、完全に個人的な思いではあるけれども、ロードスターRFに対して「そこはちょっと……」と言いたくなる部分はなくなった。完璧である。

ドアの全開にはご注意を…… 実証実験 マツダ ロードスターRF【乗り込むシリーズ番外編】

164cm/177cm/183cm(筆者)のドライビングポジションについてはこちらをご覧ください。

マニュアルトランスミッションは、マツダ内製。シフトフィールも秀逸だ。

 もとより、楽しいクルマであることはソフトトップのロードスターで確認済みだ。6速MTのシフトノブまわりは、じっと眺めているだけでも至福の時を過ごせるだけの魅力を備えているが、動かしてみると魅力は倍増する。短いレバーの下にロッドがつながっていて、そのロッドの先にあるシフトフォークを動かしてギヤの掛け替えを行なっている様子が、手のひらに伝わってくる。機械装置を自らの手で操作している実感が湧くのだ。

 適度な重さがともなうのがいいし、それが重労働でないのがまたいい。釜に石炭をくべるような重労働だったらすぐにイヤになるだろうが、ロードスターの場合は、用もないのにシフトレバーを動かしたくなる。動かしたときに、手に機械装置の感触が伝わるだけでなく、エンジンが心地の良い音の変化で応えてくれるのもいい。

リヤサスペンションはマルチリンク式。タイヤサイズは205/45R17

おすすめのバックナンバー

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

Motor-Fanオリジナル自動車カタログ

自動車カタログTOPへ

Motor-Fan厳選中古車物件情報

中古車TOPへ