トヨタ トヨタ スープラ 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格
- 2022/10/18
トヨタ スープラの新型モデル情報を紹介します。トヨタ スープラの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。トヨタ スープラ新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。
トヨタ スープラ新型モデルの概要
トヨタ スープラは、同社を代表するFRスポーツカーだ。レースシーンを牽引してきたことはもちろん、スポーツ走行の愛するドライバーから羨望の眼差しを受け続けるクルマでもある。
もともとはラグジュアリースポーツとしてデビューした初代を起点とし、3度のフルモデルチェンジを経てスポーツカーへと進化を続けたが、自動車排出ガス規制に対応ができなかったこともあり、2002年に4代目の発売が終了。約17年にもおよぶ空白の期間が生まれたものの、2019年にBMWとの共同開発のもと5代目トヨタ スープラがトヨタGAZOO Racing(GR)オリジナルモデルとしてデビュー。ファン待望の復活を遂げた。
選べるグレードは、直列6気筒3.0Lエンジンを搭載する「RZ」、直列4気筒2.0Lエンジンを搭載する「SZ-R」と「SZ」となり、「RZ」は8速ATと6速MTをラインナップ。計4モデルとなる。価格は、エントリーモデルとなるSZの約500万円~最上位モデルのRZが731万円となる。
トヨタ スープラの外観・内装デザイン
17年もの沈黙を破り、華麗な復活を遂げたトヨタ スープラ。時代を超え、そのフォルムは更なる磨きがかかり、見た目の美しさはもちろん空力性能も大幅に進化を遂げている。まずは、外観をはじめ、内装デザインもチェックしてみよう。
外観:ピュアスポーツらしい凝縮感を実現
先代となる80スープラのDNAを継承し、ロングノーズ・ショートキャビンといったスポーツカーとして理想的なシルエットを継承。キャビンを絞り込むことでピュアスポーツカーらしい凝縮感を演出。また、車両の浮き上がりを抑制することに特化して開発されたボディ形状に加え、高いエアロ効果によって接地性を高め安定した走りを実現している。
さらにワイドトレッド、ショートホイールベース、低い重心高といった具合に、スポーツカーにとって重要な要素を重視したパッケージングも継承。ホイールベースは、先代よりも80㎜も短くなっており、よりコーナーリング性能を高めるなど磨きがかけられている。
内装:強烈なGに備えたスポーツシートを採用
コックピットを包み込むよう、ドライバーに向かって操作ボタンやパネル類が配置された先代に対し、現行モデルはダッシュボードを低くすることで視認性を高め、姿勢変化をとらえやすい水平基調のインパネを採用。それでありながら、運転操作に必要なスイッチ類はドライバーの正面に配置されるため、アクセスも良好。
シートは、ヘッドレスト一体型のハイバックスポーツシートを採用。全方向から包み込むことで強烈な横G発生時もドライバーをしっかりとホールド。ワインディングはもちろん、サーキットなどのスポーツ走行にも対応する。「RZ」と「SZ-R」は8ウェイのパワーシートとシートヒーターが備わる。
トヨタ スープラのサイズ・室内スペース
トヨタスープラは、圧倒的な走行性能を極限まで追求したピュアスポーツカーが故に、乗車定員は2名となり、室内スペースも限られる。まずは、車体本体のサイズ感と収納を含めた室内スペースについて見ていこう。
ボディサイズ:ワイド&ロー、そしてコンパクトに凝縮
トヨタ スープラの外形寸法は、全長4380 × 全幅1865 × 全高1295㎜となっており、先代と比べて全長は140㎜短くなっており、ホールベースも80㎜程短縮するなどボディサイズをグッと凝縮。
その半面、全幅を55㎜広げることでワイド&ロー感を引き立て、よりスポーツカーらしいシルエットへと進化。先代が抱かれがちだった直線番長というイメージからコーナーリングマシンへと大きく変貌を遂げている。
室内スペース:ピュアスポーツなので割り切りが必要
トヨタスープラは、ホイールベースの短縮に伴って後部座席を省いた2シーターのピュアスポーツへと大幅進化を遂げている。後部座席を省いたからといって、過度なシートスペースやラゲッジルームの拡張はせず、割り切ったパッケージングを行うことで運動性能を高めることに特化している。
車高が1295㎜と低いものの、着座位置も非常に低く設定されていることに加え、ハイバックスポーツシートの採用によって過度な窮屈さを感じることはない。
収納スペース:大型のスーツケースも積載可能
ラゲッジスペースの容量は、290Lと必要十分な容量を確保。機内持ち込みサイズのケースならゆったりと2つ搭載でき、大型のスーツケースも1つなら十分に積み込めるだけでのスペースを持つなど、日常使いの機能性も備えている。
トランクのオープナーや電動開閉機構など、重量増につながる仕掛けは搭載されていないため、ラゲッジスペースへのアクセスは運転席側のドアにあるスイッチもしくはリモコンキーから行う必要がある。
トヨタ スープラの性能・燃費・装備
圧倒的なパワーとドライバーの意思を汲み取って機敏に反応してくれる旋回性能によってクルマを操る愉しみを与えてくれるトヨタ スープラだが、その燃費はどうだろうか。ここでは、改めて走行性能をはじめ燃費や装備・機能について触れていく。
走行性能:一切妥協のない動力&運動性能を実現
トヨタ スープラに搭載されるドライブトレーンは、最大出力340psを発揮する直列6気筒の3.0Lターボエンジンと、最大出力258psを発揮する直列4気筒の2.0ターボエンジンの2種類。ハイブリッドなどモーターを搭載したモデルは設定されておらず、ガソリンエンジンのみ設定するといったところにも正統派のFRスポーツとしてのこだわりを感じさせる。なお、「SZ」に搭載される直列4気筒ターボエンジンの最大出力は197psとなっている。
また、前後の重量バランスを50:50としたことに加え、ショートホイールベース化によってスポーツカーの黄金比と言われるトレッド比を1.55に収めたことで卓越した旋回性能を実現。ボディの高剛性化や優れた空力性能も相まって、キビキビとしたスポーティな走行を愉しむことができる。
安全性能:ピュアスポーツに予防安全をプラス
ミリ波レーダーと単眼カメラで前方の車両や歩行者、自転車などを検出し、衝突の危険性を警告したり回避したりしてくれるプリクラッシュセーフティを全車に標準搭載。
隣の車線を走る車両の検知機能も搭載されており、検知エリア内に車両がいる状態でウインカーを操作すると、ドアミラー内のインジケーター点灯とステアリングの振動によって注意を喚起してくれるブラインドスポットモニターなど、後方が見えにくいスポーツカーにうれしい機能も搭載している。
燃費性能:ハイパワーなのにWTLCモードで14.5㎞/Lを実現
搭載されるエンジンの出力は、直列6気筒ターボエンジンで最大出力340psと非常に強力。直列4気筒の2.0ターボエンジンも「SZ-R」で最大出力258ps、「SZ」で197psとピュアスポーツに相応しい出力を実現。
排気量や最大出力が上がればそれに反比例して燃費性能は犠牲にされがちだが、燃焼効率の高効率化や軽量化によってハイパワーと省燃費という相反する性能を両立。3.0Lエンジンを搭載した「RZ」のWTLCモード燃費は6速MTで12.2㎞/L、8速ATで12.1㎞/L、2.0Lエンジンを搭載した「SZ-R」が12.7㎞/L、「SZ」は14.5㎞/Lとスポーツカーとしては十分に満足できる省燃費性能を実現している。
装備・機能:ドライバー本位のコックピットはさらに進化
クルーズコントロールをはじめ、オーディオやハンズフリー通話、音声認識などの操作ボタンは、ステアリングに埋め込まれているため、手を離すことなくコントロールすることが可能。また、センターコンソールにナビゲーションの専用リモートコントローラーを設置。タッチパッドも装備されているため、スクロールや目的地のセットなども手書き操作で行えるなど、ドライバーの負担を大きく軽減してくれる。
また、メーター部には8.8インチのTFT液晶を採用し、スピードや回転数、燃料の残量はもちろん、ナビ表示やオーディオ情報を表示。少ない視点移動で様々な情報が確認でき、安全なドライビングをサポートしてくれる。
トヨタ スープラおすすめポイント要約
17年もの歳月を経て復活を果たしたトヨタ スープラ。サーキットから飛び出してきたかのようなそのフォルムは、往年のスポーツカーファンのみならず、若年層が見ても“カッコいい”クルマであることは間違いない。
加えて、現行モデルは世界のトヨタとBMWが共同開発を行うなど、その熱量も非常に高く、エンジンやシャーシ、ボディが大幅に進化。前後の重量配分やトレッド比を黄金比率に合わせてくるなど、その卓越した走行性能はスポーツカーファンなら誰もが納得のポテンシャルを秘めていることは間違いない。
サーキット走行を徹底的に愉しみたいドライバーはもちろん、ワインディングでアグレッシブに走りたいドライバーやかつてのスポーツカーブームを懐かしみ、再びピュアスポーツに乗りたいドライバーなどにおすすめだ。
トヨタスープラ 2023年4月発売モデル
RZ プラズマオレンジ100エディション
価格 | 760万円 |
---|---|
排気量 | 3000cc |
駆動方式 | FR |
最高出力 | 387 ps(285 kW)/5800rpm |
---|---|
最大トルク | kg・m(51.0 Nm)/1800〜5000rpm |
乗員 | 2名 |
燃費 | - |
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